【1年以上の長期レビュー】BOSE Ultra Open Earbudsを17ヶ月使い倒した正直な評価|ながら聴き最強だが弱点もある

QOL

「BOSE Ultra Open Earbuds、ながら聴きには良さそうだけど、3万円台の価値あるの?」

そう思ってこの記事にたどり着いた方へ、結論から言います。ながら聴きを最重視する人にとって、これは現時点で最高の選択肢のひとつです。ただし弱点もあります。

私はこのイヤホンを2024年12月1日に購入し、それから1年5ヶ月(執筆時点で17ヶ月)、仕事・家事・散歩・買い物・子どもの世話、ときには寝ながらまで、生活のほぼすべての場面で使い倒してきました。これまでAirPods Pro、Razer Hammerhead True Wireless、Beats Fit Pro、Shokz OpenRun Pro、Sennheiser Momentum 4と複数のワイヤレスイヤホンを使ってきた中で、なぜ今これがメイン機の座を1年以上譲っていないのか。良いところも、正直イマイチなところも全部書きます。

結論:こんな人に強くおすすめできる

長くなるので先に結論をまとめます。

買って後悔しない人は、在宅ワーク中心で家族の声や生活音を聞き逃したくない人、家事や育児をしながら音楽やポッドキャストを楽しみたい人、寝ながらでも気にせず使いたい人、iPhoneとiPadなど複数デバイスを行き来する人。

おすすめしない人は、ジムやランニングで汗だくで使いたい人(防水性能が弱い)、ケースを置くだけのワイヤレス充電を最初から求める人、低音の迫力や没入感を最優先する人。

ここから詳しく見ていきます。

BOSE Ultra Open Earbuds 基本スペック

項目内容
発売日2024年3月5日(初代カラー)/サンドストーンは2024年12月3日
定価39,600円(税込)
形状イヤーカフ型(オープンイヤー)
Bluetooth5.3
対応コーデックSBC、AAC、aptX Adaptive(Snapdragon Sound対応)
マルチポイント対応(2台同時)
連続再生時間最長7.5時間(イマーシブオーディオOFF時)/ケース込み最大27時間
防水・防塵IPX4(本体)/ケース非対応
ワイヤレス充電非対応(USB-Cのみ)
操作方式物理ボタン

スペックで注目すべきはBluetooth 5.3、aptX Adaptive対応(Snapdragon Sound対応)、そしてマルチポイント。一方で防水はIPX4止まり、ワイヤレス充電非対応という、価格帯を考えると物足りない部分もあります。

メリット1:ながら聴き性能は他のオープンイヤーと一線を画す

このイヤホンを17ヶ月使い続けている最大の理由が「ながら聴き性能の高さ」です。

仕事中にBGMを流しながらでも、子どもが「パパー」と呼ぶ声はしっかり聞こえる。インターホンも宅配便もキッチンタイマーも全部拾える。それでいて音楽はちゃんと音楽として楽しめる。「環境音と音楽の両立」を高い次元でこなすのが、BOSE OpenAudio技術のすごさです。

骨伝導タイプ(後述するShokz OpenRun Pro)も持っていますが、音質面ではBOSEのほうが圧倒的に上。耳穴を塞がない開放感を保ちながら、ちゃんと「BOSEの音」が鳴ります。

メリット2:寝ながらつけても痛くならない驚きの装着感

これは買うまで半信半疑でした。「イヤーカフ型って寝るときどうなるの?」と。

結論、寝ながら使っても耳が痛くならない。横向きで寝ても、耳穴に異物が入っていないので圧迫感ゼロ。寝落ちしてそのまま朝を迎えたことが何度かありますが、起きたときに耳が痛い・蒸れているといった不快感がありませんでした。

メガネとの干渉もほぼ感じません。私は普段メガネをかけていますが、ツルとイヤーカフが当たって痛くなる、ズレる、といったストレスは17ヶ月使っていて一度もなかったレベル。これはイヤーカフ型の構造的な強みです。

メリット3:物理ボタン×マルチポイントが日常を最適化する

地味ですが長く使えば使うほど効いてくるのが物理ボタン。タッチセンサーは反応がシビアで誤操作も多いですが、Ultra Open Earbudsは押した感触で確実に操作できる。家事中に手が濡れていても、寒くて手がかじかんでいても、確実に効く。

そしてマルチポイント。私はiPhoneとiPadを常時ペアリングしていますが、再生している機器から自動的に切り替わってくれるので、いちいち接続を選び直す必要がない。iPadでYouTubeを見ていて、iPhoneに着信が来たらそのまま通話に移行できる。一度この動線に慣れると、シングルポイント機には戻れません。

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デメリット1:防水・防塵性能が物足りない(IPX4止まり)

これが最大の不満点です。

公称はIPX4、つまり「あらゆる方向からの飛沫に耐える」レベル。日常生活では十分ですが、雨の日の散歩や、汗をかくシーンで「これ大丈夫かな…」と気になる瞬間があります。

3万円台のフラッグシップ機なら、IP55〜IP57くらいの完全防水寄りのスペックを期待したかったというのが正直なところ。子どもと公園で水遊びしていて水しぶきがかかるたびにヒヤッとするので、ここは次世代機で改善してほしいポイントです。

デメリット2:ケースにワイヤレス充電がない

これも価格を考えると残念な点。ケースの充電はUSB-Cケーブル接続のみで、Qiワイヤレス充電パッドに置いて充電…ができません。

私はワイヤレス充電に慣れきった生活をしているので、これは結構なストレスでした。最終的にどうしたかというと、サードパーティ製のワイヤレス充電対応アダプター(ケース)を別途購入して装着する形で解決しています。ただしこれが追加で数千円。「最初から内蔵しておいてほしかった」というのが本音です。

デメリット3:低音の迫力は密閉型に劣る

構造上仕方ない部分ですが、重低音をズンズン感じたい人には物足りない音作り。EDMやヒップホップで「腹に響く低音」を求めるなら、密閉型のSony WF-1000XMシリーズや、私も使っているSennheiser Momentum 4のほうが満足度は高いです。

逆にポッドキャスト、ラジオ、ボーカル中心のJ-POP、作業BGMには絶妙にマッチします。「音に没入する」のではなく「生活に音を添える」性格のイヤホンだと割り切ると評価が変わります。

他のワイヤレスイヤホンと比較してわかったこと

これまで使ってきた5機種と比べての所感をまとめます。

製品タイプ強みUltra Open Earbudsとの違い
AirPods Proカナル型(ANC・外音取込搭載)Apple機器連携、ノイキャン、外音取込没入・通勤はAirPods Pro、ながら聴きはBOSE
Razer Hammerhead True Wirelessカナル型低遅延、ゲーミング向け日常使いの快適性はBOSEが圧勝
Beats Fit Proカナル型(ANC搭載)フィット感抜群、運動向き運動はBeats、ながら聴きはBOSE
Shokz OpenRun Pro骨伝導(耳を塞がない)運動時のズレなさ、開放感、軽さ運動・スポーツはShokz、音質と通話はBOSE
Sennheiser Momentum 4オーバーイヤー(ヘッドホン)最高峰の音質、強力なノイキャン没入はSennheiser、ながら聴きはBOSE

特に注目すべきはShokz OpenRun ProとBOSE Ultra Open Earbudsの「耳を塞がない者同士」の対決です。アプローチが真逆で、Shokzは骨に振動を伝える骨伝導方式BOSEはイヤーカフ型のスピーカーで耳の少し上から鳴らすOpenAudio方式。同じ「ながら聴き」でも体験はまるで違います。

Shokz OpenRun Proの強みはランニングや自転車などの運動シーンでの安定感。後ろ回しのバンド構造で頭を激しく動かしてもズレず、汗にも強い(IP55)。一方で音質はBOSEに完敗します。骨伝導の構造上どうしても音の解像度や低音の表現で限界があり、特に音楽鑑賞用途では「鳴っている音を聴いている」感覚に近い。

BOSE Ultra Open Earbudsはイヤーカフ型なので耳の構造に音をしっかり届けられ、音楽として楽しめるレベルの音質を保ちながら開放感を実現しています。通話品質もBOSEが上。一方で運動時の安定感や防水性能ではShokzに譲ります。

「運動メインで音は二の次」ならShokz、「日常で音楽を音楽として楽しみながらながら聴きしたい」ならBOSE。同じカテゴリのようで、実は別物として住み分けできるのが面白いところです。

つまり用途で完全に住み分けできるのがわかってきて、結果として以下のポジションに落ち着いています。

  • 日常・育児・在宅ワークのメイン機 → BOSE Ultra Open Earbuds
  • 集中・移動・通勤 → AirPods Pro
  • ジム・筋トレ → Beats Fit Pro
  • ランニング・自転車 → Shokz OpenRun Pro
  • 自宅で音楽に没入 → Sennheiser Momentum 4

こんな人におすすめ/不向き

おすすめしたい人

  • 在宅ワーク中心で家族や宅配便の音を逃したくない人
  • 子育て中で耳を塞ぎたくない人
  • メガネ常用でカナル型に違和感がある人
  • 寝ながら音楽・ポッドキャストを聴きたい人
  • iPhoneとiPadなど複数デバイスを行き来する人
  • 長時間装着しても疲れたくない人

不向きな人

  • 汗・雨を気にせずガッツリ運動で使いたい人
  • ワイヤレス充電を絶対に外せない人
  • 低音重視・没入感重視の人
  • できるだけ安く済ませたい人

よくある質問

Q. 寝ながら使って壊れない?

私は何度も寝落ちしていますが17ヶ月故障なし。横向きでも痛くなりません。

Q. 音漏れは気になる?

オープンイヤー構造上、静かな図書館や深夜のオフィスでは音漏れします。電車内では中音量までなら隣の人にギリギリ聞こえないレベル。完全に音漏れさせたくない用途には向きません。

Q. iPhoneとAndroidで同時に使える?

マルチポイントは2台まで対応。iPhone+iPadや、iPhone+Windows PCといった組み合わせで使えます。

Q. 通話品質は?

Web会議で1年以上使っていますが、相手から「聞き取りづらい」と言われたことはありません。風が強い屋外では多少クリアさが落ちます。

Q. BOSE QuietComfort Earbudsとどっちがいい?

ノイキャンで没入したいならQuietComfort、ながら聴きならUltra Open Earbuds。用途が真逆なので、自分の使い方で選ぶべきです。

まとめ:17ヶ月経っても手放せない理由

BOSE Ultra Open Earbudsは、「音に没入する」ためのイヤホンではなく、「生活に音を溶け込ませる」ためのイヤホンです。

防水性能とワイヤレス充電の非対応という弱点は確かにあります。でもそれを差し引いても、ながら聴きの完成度、装着感の自然さ、物理ボタンとマルチポイントの実用性で、私は1年以上メイン機の座を譲っていません。

定価39,600円という価格に怯む気持ちはわかります(実売はセール時に下がります)。でも、毎日10時間以上身につけるものに投資する価値は、確実にあります。

セール時に値下がりすることもあるので、買い時情報はXでも発信中です(@Papalog11)。

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